鈴木合金株式会社

環境対策装置
Environmental device

DPF(黒煙除去装置)

黒煙除去装置について

 硫黄分が多い軽油を使用しているディーゼルエンジンでは、排気ガスに窒素酸化物・粒子状物質が多く含まれます。これらの物質には亜鉛・パナジュウム・鉄・銅といった重金属が含まれ、地上に落下しにくく、長時間に亘り空気中を漂い、オゾン層を破壊し、地球の温暖化を招きます。
又、粒子状物質には、発ガン性があるほか、気管支喘息・花粉症の原因となり、特にトンネル内作業等閉ざされた作業環境では、健康上大きな問題となっています。
当社のフルオート式DPF装置は、黒煙除去率100%でクリーンな環境作りをお手伝いいたします。

システムの概要

 捕集率が高く、圧力損失が低く、かつ耐熱性の高い炭化珪素製(SiC)フィルターを使用し、フィルター内は多孔質ハニカム方式で排出される黒煙の微粒子を確実に捕集し、ヒーターにて燃焼させ黒煙を消去(再生)させる。又触媒マフラーを取付けることにより、炭化水素・一酸化炭素も浄化することができます。
フィルターで捕集された黒煙は再生処理中でも交互再生により片側フィルターで捕集しているので作業時間帯を問わず連続して使用ができ、黒煙の捕集が100%可能です。

システムの特長

1.高い捕集率
 黒煙浄化率100%
2.低い圧力損失
 平均圧力損失20kPa以下
3.高い安全性
 フィルターに異常が発生した場合、背圧をセンサーが感知し、排気ガスをバイパスさせる。
4.低いコスト
 触媒機能が低下(約2000H)した場合、フィルター全体を取替えるのではなくマフラー内の触媒ペレットを交換するだけでランニングコストが安くつく。
従来形の約60%(当社比)

フルオート方式黒煙除去装置の特長

フィルタ―の特長

形状 セグメントハニカム形(触媒機能なし)
捕集方式 ウォールフロー
主材料 SiC(炭化珪素セラッミック)
耐熱性 2000℃以上
PM除去率 84%
黒煙浄化率 100%
黒煙濃度 0%
圧力損失 小さい
寿命 半永久的に使用可能

装置の特長

捕集・再生方式 交互捕集・再生
操作 全自動強制交互再生方式
再生方式 ヒーターによる強制燃焼方式
制御方式 排気圧/時間
加熱方式 前面ヒーター加熱
搭載 使用状況に合わせフレキシブルに対応可能
バイパス機能 あり(故障時のみ)
消音特性 標準消音器の代替可能
触媒機能 なし(触媒マフラーにて対応)
メンテナンス ヒーター交換(約5年 但し使用頻度による)

その他

特長 フィルターは定検時水洗・触媒ペレット取替
産業用車両で搭載実績あり
乗用車でフィルター部標準搭載
触媒マフラー搭載によりCO,HC低減可能
捕集効率が非常に高い
SPMの捕集が可能
使用条件 燃焼のため(バッテリー等)電源が必要
再生のために一定時間の稼動を要する
アッシュ(黒煙の燃えカス)の清掃(使用頻度による)
認定等 建設省(国土交通省)認定
・認定番号37 CHFA‐100
東京都指定装置
・番号027-D FA(4000~20000cc)